あなたの蜂蜜

今日は、PR映像の方向性を考えるための打ち合わせをしてきました。今回の打ち合わせは漠然とある「伝えたい」を具体的にするお話です。例えば、ハチミツの映像。ハチミツの映像と聞いて、何を想像しますか？ハチミツの瓶？とろ〜り流れる透明なオレンジ色の液体？

これです。知らない方は、意味不明ですよね。これ、ゴーラと言って、人が作ったミツバチの巣箱なんです。ここにミツバチを呼び込んで、蜜を集めてもらう昔ながらの手法です。今回のハチミツの個性は、その採り方のスタイルにあります。

同じハチミツでも、どんな見方をするかで、個性が現れますよね。もっと言うと、今ミツバチが世界的に少ないらしいんですよね。ミツバチは花粉を運んでくれるので、数が少ないと地球の循環にも影響があります。

という風に、どんな見方で映像にして伝えていくかを一緒に考えてもらったんです。すると、「自然の恵み」として伝えたらどうかな？とクライアントさんがお話してくださったんです。この言葉に嬉しくなりましたね。答えを自ら、導き出してくれたことが、私凄く嬉しかったのです。ゴールに近づくためのパスを投げることが私がすべきことで、ゴールを決めてもらうのは自分自身　というのが理想です。そうすることで、自分ごとになるんです。映像を作ってもらってるのではなく、一緒に作る !

実際大変な想いして採ってますから、この地域の人にとっては「自然の恵み」だと思うのです。

＜古座川ゆず平井の里さんのハチミツ＞

綺麗であっても、美味しそうであっても、優雅であっても、

本当の魅力じゃなきゃ響かない。

ものの見方というのは、面白いものですね。

asami